僕がトレード(投資も含)をしていく上で、より成長につながった書籍を今回出来るだけ厳選し紹介いたします。

初めてトレードを始める方からトレード熟練者の方でも幅広くトレードスキルを上げていく上で成長のきっかけになる書籍だと思うため是非最後まで見ていただけると幸いです。

①マーケットの魔術師

マーケットの魔術師とは?

『マーケットの魔術師』は、世界のプロトレーダーたちの考え方や行動を知ることができる、トレーダーなら一度は読んでおきたい名著です。

著者と構成について

『マーケットの魔術師』は、世界的に有名なトレーダーであるジャック・D. シュワッガーが、株・先物・通貨などの分野で成功を収めたプロトレーダーたちへのインタビューをまとめた名著となります。

理論書ではなく“実践者の声”をまとめた本

難しい理論書ではなく、「実際に勝っているトレーダーたちがどのように考え、どんな行動をしているのか」を、生の言葉で知ることができるため、初心者から上級者まで幅広い層にとって学びの多い一冊です。

勝ち方だけでなく、失敗からの学びも豊富

単なる成功談に終始せず、「負け方」や「失敗からの立ち直り方」にも焦点が当てられています。これにより、読者自身のトレード姿勢やルールづくりのヒントを得ることができます。

多様なトレードスタイルを紹介

本書では、特定の手法に偏ることなく、さまざまなトレーダーのスタイルが紹介されており、「正解は一つではない」という市場の現実を感じることができます。

こんな方におすすめ

  • トレードの基礎は学んだが、勝てる感覚がつかめない人
  • 成功しているトレーダーの思考法を知りたい人
  • “聖杯”ではなく、継続的に勝ち続ける力を身につけたい人

トレードを続けていると、迷いが出てきますよね。『マーケットの魔術師』は、そんなときに読むと「自分の中に軸ができる」ような一冊です。トレードに伸び悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。

②デイトレード

書籍デイトレードとは?

『デイトレード』は、短期売買に特化したトレーディングスタイル「デイトレード」について、体系的に学べる一冊です。著者であるオリバー・ベレス氏は、米国の有名なプロトレーダーであり、教育者としても知られています。本書では、取引の基本的な考え方から、心構えやリスク管理まで、幅広い視点で「職業としてのトレード」を紹介しています。

プロとしての視点が身につく一冊

この本は、単なるテクニックや戦略を紹介するだけではありません。職業トレーダーとしての「心構え」や「習慣」に重点を置いている点が特徴です。市場の動きに翻弄されるのではなく、自らのルールと規律で安定したパフォーマンスを目指す姿勢が、全体を通して一貫して描かれています。

初心者から上級者まで学びのある内容

これからトレードを始めたい人はもちろん、すでに経験がある人にも新たな気づきを与えてくれる構成です。専門用語が比較的少なく、実践的なアドバイスも多いため、読み進めやすい点も魅力です。「相場で勝ち続けるにはどうすればよいか」という本質的な問いに対し、考えるヒントを与えてくれます。

20年以上経っても色褪せない内容

初版から20年以上が経過していますが、本書で語られている原則や考え方は、現在のトレード環境にも通用する普遍性があります。むしろ、AIやアルゴリズムが進化した今だからこそ、「人間の判断力」と「感情のコントロール」の重要性が際立って感じられるかもしれません。

こんな方におすすめ

  • トレードを職業として本気で考えている方
  • 感情に流されないトレード手法を学びたい方
  • マーケットに対する視点を深めたい方

トレードを続けていると、自信が揺らいだり、自分のスタイルに迷いが生まれたりすることもあると思います。そんなときに『デイトレード』を読むと、「自分が目指すべきトレーダー像」がクリアになります。

派手さはないけれど、地道で本質的な内容がぎっしり詰まった一冊。今のトレードに迷いやブレを感じている方にこそ、ぜひ手に取ってほしい本です。

③マーケットのテクニカル分析

テクニカル分析の決定版として世界中で支持される名著

『マーケットのテクニカル分析』は、テクニカル分析を基礎から応用まで体系的に解説した名著です。著者ジョン・J・マーフィー氏は、ウォール街での長年の実務経験を持ち、チャート分析の第一人者としても知られています。本書は初心者から上級者まで幅広く学べる、まさに「完全総合ガイド」といえる内容となっています。

チャートパターンから指標、相関分析まで網羅

本書では、移動平均線やオシレーターといった定番の分析ツールに加えて、チャートパターンの読み解き方、市場間の相関分析、さらにはトレーディング心理まで、多角的なアプローチで解説されています。一つひとつの手法に対する考え方も丁寧で、単なるノウハウ集では終わらない奥深さが魅力です。

初心者にも安心の丁寧な構成

分厚い一冊ですが、構成は非常に論理的で、専門用語も丁寧に解説されているため、初学者でも読み進めやすくなっています。図やチャートの例も豊富で、実際のトレードへの応用をイメージしやすい点もポイントです。

一度手に入れたら長く使えるリファレンスブック

マーケットの基礎を学びたい人にとっては入門書として、経験を積んだトレーダーにとっては知識の整理・再確認のためのリファレンスとして、長く活用できる一冊です。トレーディングを真剣に学びたいと考えるすべての人にとって、必携の書といえるでしょう。

私自身も最初は分厚さに圧倒されましたが、読み進めるうちにテクニカル分析の「核」となる考え方がじわじわと染み込んできました。何度も読み返したくなるような奥深さがあり、トレードに行き詰まったときにも立ち返れる安心感があります。本気でチャート分析を身につけたい方は、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。

④一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

伝説の個人投資家・cisさんによる初の書籍

『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』は、資産230億円を築いた個人投資家・cis(シス)さんのリアルな投資観や思考法に触れられる貴重な一冊です。株式市場やデイトレードの世界で長年勝ち続けてきた彼が、どのような視点でマーケットを見ているのかが語られています。

「勝ち方」よりも「考え方」に焦点を当てた内容

本書の大きな魅力は、単なる手法の紹介にとどまらず、「なぜそう考えるのか」「どんな判断基準を持っているのか」といった“思考のフレーム”に重点を置いている点です。トレードに限らず、あらゆる意思決定に応用できるヒントが散りばめられています。

投資初心者にも読みやすい構成

cisさんの語り口は非常にフランクで、専門用語も最小限。初心者にもわかりやすく、投資のハードルを下げてくれる一冊です。自身の経験談をもとにしたエピソードも多く、読み物としても楽しめる内容になっています。

トレードに限らない“思考力”の教科書

投資だけでなく、仕事や人生の意思決定にも役立つ「物事の捉え方」や「損切りの哲学」なども語られており、読後には「自分の考え方を見直してみよう」と感じる読者も多いでしょう。投資における“勝ち続ける力”の本質を探る一冊です。

私自身、初めてこの本を読んだとき、「思考の深さが重要なんだ」と強く感じました。トレードに限らず、日々の選択や行動に悩むときにも読み返したくなるような、言葉の重みがあります。肩の力を抜いて読めるのに、読み終えると背筋が伸びる――そんな一冊です。

まとめ

今回ご紹介した4冊は、それぞれ違った角度から「トレード力」を磨ける名著ばかりです。

トレードで伸び悩んでいる方、自分のやり方に自信が持てない方、さらに深く学びたい方にとって、いずれもきっと成長のきっかけになると思います。

  • 『マーケットの魔術師』:実際に成功したトレーダーたちの思考法を知る
  • 『デイトレード』:職業トレーダーとしてのマインドと規律を学ぶ
  • 『マーケットのテクニカル分析』:テクニカル分析の原則を基礎からしっかり理解する
  • 『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』:シンプルかつ本質的な“考え方”の重要性に気づく

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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