「トレードを始めたばかりで何を学んだらよいか分からない」
「テクニカル分析って色んな種類がありますが、まず何を学んだら良いの?」
今回はこんな疑問に出来るだけ分かりやすく答えていきます。
テクニカル分析とは?

テクニカル分析は、過去の価格や出来高から相場の動きを予測する方法となります。
この記事では、初心者向けに「よく使われる基本の4つのテクニカル分析」をわかりやすく紹介します。

株・FX・仮想通貨などで幅広く使われ、チャート分析はトレードの基本となります!
テクニカル分析①ライン分析

ライン分析は、チャート上に水平線やトレンドラインを引いて、価格の動きや反発しやすいポイントを見つける手法です。

ライン分析の中でも水平線とトレンドラインは特に使用頻度が高く汎用性も高いため、使いこなせるとトレードをしていく上でかなり有利になるかと思います!
水平線(サポート・レジスタンス)

過去に何度も反発や上昇・下落の転換があった価格に引く横の線です。
「サポートライン」や「レジスタンスライン」とも呼ばれ、価格が止まりやすいポイントを見つけるのに使います。
トレンドライン

トレンドラインとは、価格の高値や安値を結んで引く斜めの線です。
上昇トレンドなら安値同士、下降トレンドなら高値同士を結びます。相場の流れや転換点をつかむ目安になります。
テクニカル分析②移動平均線

※上記画像の赤色・青色・黒色の線が移動平均線
移動平均線はある一定期間の価格の平均を線でつないだもので、相場の流れ(トレンド)をつかみやすくするために使われます。
- 5日移動平均線 → 直近5日間の終値の平均
- 25日移動平均線 → 直近25日間の終値の平均
- 100日移動平均線 → 直近100日間の終値の平均
移動平均線をチャートに重ねる事で
- 上昇トレンドか下降トレンドか
- 買われすぎ・売られすぎの判断
- 押し目買いや戻り売りのタイミング
などの判断材料になるためかなり使われるテクニカル分析の一つとも言えます。

移動平均線はシンプルですが、相場の流れを読む力になります。私も最初は戸惑いましたが、使い続けることで自然と慣れました。まずは1本から、継続が大切です!
テクニカル分析③ローソク足

ローソク足は、「足(ローソク)」の形を見ただけである一定期間の**価格の動き(始値・高値・安値・終値)がわかるのが特徴です。
今回は、ローソク足の中でも『下ヒゲ陽線』に注目し、実際のチャートと見比べながら解説していきます。
下ヒゲ陽線とは?
下ヒゲ陽線とは、ローソク足の中でも「いったん大きく下げたけれど、そこから強く反発して、最終的に上昇して終わった」ことを表す形です。

上記チャート画面の黄色枠箇所が『下ヒゲ陽線』になるのですが、下ヒゲ陽線確定後ローソク足が上昇しているのが確認出来るかと思います。
そのため、下ヒゲ陽線確定後は比較的上昇しやすい状態となります。
※短期足よりも長期足の方が根拠として効きやすくなります
point
- 上がりそうか、下がりそうかの「流れ」が見やすい
- 相場の「勢い」や「迷い」がわかる
- 「買い時」「売り時」のヒントになる

下ヒゲ陽線は「買いの強さ」が見える大事なサインですが、流れや位置関係をセットで見ることが大切です。確定後すぐ飛びつかず、他の根拠もそろえて慎重に判断していきましょう!
テクニカル分析④ストキャスティクス

ストキャスティクスは、相場が買われすぎか売られすぎかを判断するためのテクニカル指標です。
数値が低くなればなるほど「売られすぎ」な傾向になり、数値が高くなればなるほど買われすぎという認識になります。
基本の見方

- %K:速い動き(ファーストライン)
- %D:%Kの移動平均(スローライン)
この2本の線でシグナルを判断します。
買い・売りサインについて
20%以下 | 売られすぎ → 買いサインの可能性 |
80%以上 | 買われすぎ → 売りサインの可能性 |
%Kが%Dを上抜け | ゴールデンクロス → 買いのサイン |
%Kが%Dを下抜け | デッドクロス → 売りのサイン |
注意点
- ダマシ(フェイク)も多いので、単体で使うより「移動平均線」「トレンドライン」などと組み合わせるのが◎
- レンジ相場(横ばい)で特に効果的とされています
まとめ
テクニカル分析は、相場の動きを読み解くための基本的なスキルとなります。
ライン分析や移動平均線、ローソク足、ストキャスティクスといった指標は、それぞれ異なる視点からチャートを理解する助けになります。
まずは1つずつ試しながら、自分に合った分析方法を見つけていきましょう。
継続して学ぶことで、チャートが少しずつ「読める」ようになっていきます。